AZ-500合格への取り組み備忘録

Credentials
CredentialsOthers

先日、Microsoftの認定資格であるAZ-500(Microsoft Azure Security Technologies)を受験して無事合格しました。今回は、私が受験日までに実施した取り組みについて備忘メモとして記載したいと思います。

AZ-500の概要

AZ-500とは、Azure セキュリティエンジニア アソシエイトとしての認定を取得するための資格です。名前の通り、セキュリティ管理者向けの資格試験であり、Azureリソースのセキュリティを実装、管理、監視するために必要なスキルが問われます。

試験時間は手順とチュートリアルの確認なども含めて140分であり、出題数は40~60問程度です。
合格ラインは、700点以上(1000点満点)になります。

試験で問われるスキル分野および出題率は以下の通りです。

  • IDとアクセスの管理(25~30%)
  • 安全なネットワークング(20~25%)
  • 安全なコンピューティング、ストレージ、データベース(20~25%)
  • セキュリティ運用の管理(25~30%)

Azureのコンピューティング、ネットワーク、ストレージおよびMicrosoft Entraの一部であるMicrosoft Entra ID(旧Azure Active Directory)の管理における実務経験があることが望ましいとされています。

なお、最新の詳細な出題範囲については以下のMicrosoft公式ドキュメントをご参照ください。

試験 AZ-500 の学習ガイド: Microsoft Azure セキュリティ テクノロジ

※直近において、2023年8月23日に英語版の試験の更新があり、日本語版も約8週間後の10月末頃に更新されることが予想されます。ただし、変更ログをみた限りでは大きな変更点はなさそうです。出題範囲についても変化はないようにお見受けします。

試験 AZ-500: Microsoft Azure セキュリティ テクノロジ

変更ログ

AZ-500合格への取り組み

続いて、AZ-500合格に向けて取り組んだことについて記載します。取り組んだ期間は2ヶ月程度になります。

1. 参考書による学習

AZ-500向けで、おそらく唯一の日本語で執筆された参考書である以下を購入して学習しました。

最短突破 Microsoft Azureセキュリティ テクノロジ[AZ-500]合格教本

こちらの本は、試験で問われるスキル分野について分かりやすく解説されており、Azureセキュリティのサービス概要を理解する上でとても勉強になりました。また、最終章に模擬問題も含まれております。
Microsoftのラーニングパスによる学習が少々難しいと感じていた私としては、購入してとても良かったなと感じています。
※困った点として、模擬問題の回答に一部誤りがあり非常に困惑した場面がありました。ご購入される際は、ホームページへアクセスして正誤表を確認されることをお勧めします。

2.模擬問題による学習

模擬問題による学習は、実践に慣れるためにも非常に重要な学習だと思います。私は、Microsoftの無料で受けられる練習問題およびUdemy講座の模擬問題にて実施しました。

まず、Microsoftの無料で受けられる練習問題ですが、以下Microsoft公式ドキュメントの「無料の実践評価を受ける」より実施することができます。こちらはランダムで50問の問題が出題され、日本語に翻訳して表示することも可能です。何回でも実施することが可能であり、私は100%正解できるようになるまで反復して実施しました。

試験 AZ-500: Microsoft Azure セキュリティ テクノロジ

続いてUdemy講座についてですが、私は以下2つの講座を購入して実施しました。

AZ-500 Microsoft Azure Security Exam Certification 2022

AZ-500 Microsoft Azure Security Technologies Practice Tests

どちらも英語の教材ですが、実際の試験で同じ問題が出力されたケースもあったり、非常に為になったと感じています。また、上側の教材はみっちりと解説の動画もありますし、日本語訳を表示できますので個人的にもお勧めです。

※Udemyには日本語のAZ-500向けの教材もありますが、非常に読みづらい日本語で身にならないものも存在しています。(個人的にも、購入して非常に後悔したものもあります。。)まずは過去の受講者のレビューを確認した上で、ご購入されるかどうかご検討いただくのが望ましいと思います。

3.シナリオに沿った実操作による学習

実際のサービス画面での操作による学習は、以下のMicrosoft Learnのラボマニュアルを基に実施しました。実際に操作することは、サービスをより深く理解するためにも重要な学習だと思います。

MicrosoftLearning_AZ500-AzureSecurityTechnologies

こちらは計16個のシナリオが用意されており、シナリオの目的や手順の詳細まで記載されています。操作手順の理解を深めるために、とても為になったと感じています。

試験問題・結果について

簡単ですが、試験問題と結果について記載いたします。

まず試験問題について、私が受験した際の問題数は47問でした。大きく以下の3部構成で出題されました。

・シナリオ問題(6問)

・選択問題・穴埋め問題(38問)

・シナリオ2択問題(3問)

最後に結果について、821点を獲得することができました。時間配分について、最初のシナリオ問題で結構時間を費やしたと感じたのですが、意外と20分ほど残して完了することができました。

さいごに

いかがだったでしょうか?今回は、AZ-500合格に向けて私が取り組んだことを取り上げさせて頂きました。これから受験を検討されている方へ、少しでもご参考になれば幸いです。

参考リンク

タイトルとURLをコピーしました